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論文

Radiation processing of biodegradable polymer and hydrogel

吉井 文男

JAERI-Conf 2000-003, p.13 - 22, 2000/03

生分解性のポリマーであるポリカプロラクトン(PCL)を(1)室温の固相、(2)融解相及び(3)過冷却相で照射し、(3)が最も橋かけしやすく、耐熱性の高い橋かけPCLが得られた。この時の線量は160kGyである。30kGyの低線量照射では、加工性が良くなり、発泡体や20$$mu$$mのようなフィルム成形が可能になった。ハイドロゲルについては、ポリエチレンオキサイドの強度を高めるため、ポリビニルアルコールを添加すると創傷被覆材に応用できるゲル強度が得られる。得られたゲル型創傷被覆材は、治りが速く、はがす時に痛みを与えないなどの特長を有する。カルボキシメチルセルロース(CMC)が水とよく練りペースト状で照射すると橋かけが起こることを見いだした。以上最近得られた成果をまとめて述べる。

論文

Crosslinking of poly($$varepsilon$$-caprolactone) by radiation technique and its biodegradability

吉井 文男; Darwis, D.*; 三友 宏志*; 幕内 恵三

Radiation Physics and Chemistry, 57(3-6), p.417 - 420, 2000/03

 被引用回数:63 パーセンタイル:95.73(Chemistry, Physical)

生分解性のポリカプロラクトン(PCL)は結晶融点が60$$^{circ}$$Cという耐熱性のない材料である。このため、固相(室温)溶融相(80$$^{circ}$$C)及び過冷却相(80$$^{circ}$$Cで融解後45$$^{circ}$$Cで保持)で照射橋かけを行い、耐熱性や橋かけ構造導入後の生分解性を調べた。その結果以下のような事実を見いだした。(1)三つの相状態の中で過冷却照射が最も橋かけしやすい。橋かけのG値は、固相は0.27,過冷却相0.7,溶融相0.45である。(2)過冷却相照射PCLは高い耐熱性を示し、60$$^{circ}$$Cから150$$^{circ}$$Cに向上した。(3)土壌埋設及び活性汚泥による試験では、生分解性が照射試料の方が未照射PCLよりも分解しやすい。これらの新しい事実は、生分解性ポリマーの応用分野の拡大に有益である。

論文

Degradability of radiation crosslinked PCL in the supercooled state under various environments

Darwis, D.*; 三友 宏志*; 吉井 文男

Polymer Degradation and Stability, 65(2), p.279 - 285, 1999/08

 被引用回数:41 パーセンタイル:80.5(Polymer Science)

過冷却相照射で得た耐熱性の生分解性ポリカプロラクトン(PCL)の土壌中と活性汚泥による生分解性及びメチルアミンを使った化学分解について調べ、以下のような事実を明らかにした。(1)土壌中の分解では橋かけ構造を導入しても未照射試料と同じ分解を示した。(2)活性汚泥中では橋かけ構造を導入した方が未照射試料よりも初期の分解が早く、約1ヶ月で完全分解した。(3)メチルアミン水溶液の化学分解は、橋かけ構造を有した方が未照射よりも早く分解した。以上の事実から、照射PCLは未照射よりも結晶サイズが小さく、分子鎖の短いものを含んでいるため、これらのモルホロジーが活性汚泥による分解と化学分解に影響を与えたものと考えられる。橋かけ構造を導入しても活性汚泥中で分解することから、使用後はコンポスト化処理により処分できる。

論文

Degradability of radiation crosslinked PCL in the supercooled state under various environments

Darwis, D.*; 三友 宏志*; 吉井 文男

Polym. Degrad. Stab., 65, p.279 - 285, 1999/00

 被引用回数:36

生分解性試験として、過冷却相で照射橋かけし、ゲル分率80%のポリカプロラクトン(PCL)を用いた。土壌埋設試験では、橋かけPCLは未橋かけPCLと同じ分解性を示し、6ヶ月後に60%の重量減少が認められた。活性汚泥中とメチルアミンによる化学分解では、橋かけPCLの方が未橋かけPCLよりも短時間で分解した。これはPCLのモルホロジーが異なるためであり、橋かけPCLは結晶サイズが小さく、また照射中に橋かけと同時に起る分解による低分子鎖を含んでいるためと考えられる。このような事実から、橋かけ構造を導入したPCLが使用後にコンポスト化処理により処分できることが明らかとなった。

論文

放射線橋かけによる生分解性プラスチックPCLの耐熱性の改善

吉井 文男

プラスチックスエージ, 44(10), p.144 - 147, 1998/10

生分解性ポリマーのポリカプロラクトン(PCL)の照射効果について、種々の相状態で照射し、過冷却相照射が耐熱性の改善に有効であった。本レポートの要点は次のようである。(1)固相、溶融相、過冷却相で照射すると、過冷却相が最も橋かけしやすい。(2)過冷却相照射で得た橋かけPCLは150$$^{circ}$$Cでも溶解しない耐熱性のあるものである。(3)土壌中の分解には橋かけ構造は影響を与えない。

論文

生分解性PCLの放射線改質

吉井 文男

放射線と産業, (80), p.48 - 50, 1998/00

生分解性ポリマーのポリカプロラクトン(PCL)は結晶融点が60$$^{circ}$$Cの耐熱性の低いポリマーであるため、その改善が望まれている。このため固相、溶融相、過冷却相の放射線橋かけを検討した結果、過冷却相が最も橋かけしやすいことを見出した。本稿では、この橋かけ挙動と耐熱性の評価結果及び橋かけと生分解性との関係を述べた。

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